久しぶりにブログ書きます。いろいろ思うことはあるのでブログに書いていけると良いな。
私の会社ではciatr[シアター]という映画やドラマなどの作品探しメディアを運営しているのですが、そこではU-NEXTとかHuluとかディズニーデラックスといった月額定額で映画やドラマやアニメを見放題のサービスへの送客も行っています。
この領域は、2019年にディズニーデラックスというディズニーが運営するディズニー作品見放題のサービスが始まったりと、かなり盛り上がってきているんですが、こういう見放題のサービスを誰でも作れると、人気のクリエイターにより還元されるようになるから良いな〜と思う。で、そんなことができるのが「Uscreen」というアメリカのサービス。
https://www.uscreen.tv/
「個」の時代とも言われ、様々なクリエイターが活躍する時代なので、強いファンを持つ作品を持っている監督や制作会社なんかは、見放題サービスに作品を提供するだけではなく、自前のチャンネルを持つということもあり得ると思います。
見放題サービス大手にだけ提供していると、制作会社は買い叩かれるリスクなどがあるのと、YouTubeなどの動画プラットフォームではYouTube上での実績がないと課金なども出来なかったりと制約が多いので、こういった独立したサービスのニーズがあるよう。
今多いのは、ヨガ教室とか、マジシャンになりたい人向けの手品練習動画とか、演劇見放題とかとか。ニッチな教育分野は多いみたい。
このサービスがすごいのは、月額定額、1動画だけ購入、広告型の無料動画とかいろんな組み合わせで自由にサービス設計が簡単にできること。
作ろうと思えばiPhoneやAndroid向けの専用アプリも作れるし、FireTVとかChromecastやRokuといったテレビに表示する機能も作れちゃう。だから大金をかけられるわけではない中小企業とかクリエイターでも、負けず劣らず本格的な動画見放題サービスが作れる。
ちなみにUscreenはこんな感じの規模の会社かなあと推測。
・約5,000のクリエイターによって利用されている
・顧客当りの平均月間収益は3,300ドル(平均の月間売上35万円くらい)
・上記情報から推察するに、月額10ドルで300人の登録者、もしくは月額5ドルで600人の登録者がいるような中規模事業者が中心
・料金は登録者300人までは月額99ドル、登録者1000人までは月額249ドルなので、顧客5,000顧客として、顧客単価200ドルとすると、月間売上100万ドル(約1億円)くらいの規模の会社?
月額1万円くらいから使えるので、ファンがいる人達にとっては強い武器になる良いサービスだなと思った。