従順ならざる唯一の日本人『風の男 白洲次郎』

読書

今まで詳しく知らなかったけど白洲次郎について調べて面白かった。
白洲次郎
・日本で最初にジーンズを履いた男
・GHQから”従順ならざる唯一の日本人”と言われた。
・GHQの民政局長であるホイットニーと初めて対面した時、ホイットニーから、「白洲さん、あなたの英語は大変立派な英語ですね」と言われると、白洲次郎は、「あなたも、もう少し勉強すれば立派な英語になりますよ」と答えた。
・『我々は戦争に負けたのであって、奴隷になったわけではない』
・曲がったことや合理的でないことが嫌いでイギリス留学で学んだプリンシプル(1.原理、原則、根本。2.主義、信条。)を大切にしていた。
風の男 白洲次郎』は本人が亡くなったあとにでた本で、基本的には白洲次郎を立てるように書かれていて、『プリンシプルのない日本』は唯一の本人の著作で、当時の政治や経済について述べていてピンとこなくて退屈な部分もあったけどどういう思考の人物だったかよりわかる本。
白洲次郎は数年前に話題になってドラマ化もしていたみたい。
あとは一番最後であげてるいくつかの全く白洲次郎とは関係ない本からの引用。
“誰が生物学上の親かということには大して意味がない。誰の精子と卵子によって生を受けたかより、生まれたあと誰に出会うかということのほうがより重要だ。”
“生まれてからこれまで何度も自分を憎んだ。だが自分を憎んだまま生きるのはむずかしい。だから人間は、自分を憎むのを中断するための方法や手段を考える。きっと人間は無自覚のうちに、そのことだけをずっと考えているのだ。”
“生きる上で意味を持つのは、他人との出会いだけだ。そして、移動しなければ出会いはない。移動が、すべてを生み出すのだ。”
“不自然さは、言葉の背後に表れる。肯定的に繰り返される言葉の裏側に、本人も気づかない心理が隠されている。母親の愛情に飢えた子どもは無意識のうちに母親や愛情という言葉を肯定的に繰り返す”
最近読んだ本のいくつか
    

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