田辺大樹のブログ。それゆけ東京起業家物語

営業利益100億円の事業はいかにして生まれたか。『ホットペッパー ミラクルストーリー』

2017年08月16日

クーポンがいろいろ載っているクーポンマガジンの『ホットペッパー』がどのように生まれたかがまとまった本です。ホットペッパー自体は昔から身近には知ってたけど、ビジネスとしては知らなかったので発見がありました。前事業が7年間赤字の果てのピボットとしてホットペッパーが始まった、という割と散々な状況から如何に組織の再構築と戦略の実行をしていったかというのは物語としても生々しくて面白いです。


Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

組織作りと戦略で試行錯誤

ホットペッパーには前身となる失敗事業である『サンロクマル』という街の全てのお店情報を載せるというコンセプトのフリーペーパーで失敗しており、どん底からのスタートであったらしい。かつ組織の大半のメンバーが正社員ではなくパートや業務委託で構成されていて、その組織体制で強い組織にするためにいかにフラットで意見が通りやすい組織にしたかなどの試行錯誤が面白いです。

ホットペッパーというプロダクト自体も、広告主の要望でいろいろとデザインを変えてしまいがちな誌面を9分割のシンプルなパターンを厳守することで営業マンだけでもキレイで読みやすい雑誌として成立させていたりと作り方をかなり工夫していたそう。また、『クーポン付きのフリーペーパーが儲かるらしい』とわかると続々競合がより低価格で参入してきそうですが、どの店のどういったクーポンがどれくらい使われたかというデータをひたすら収集していたので、その情報をもとに「こういったメニューを提供すれば忘年会の予約が増える」というような店舗向けのコンサルをすることで競合への差別化になっていたそう。

以下、メモ。